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  ケイズガレージ・レーシングカートショップ  キッズカートの歴史

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キッズカートとは

 キッズカートの歴史 (Update 2012.5.11 )

 キッズカートが誕生したのは、1990年代初頭。ちょうど日本でF1ブームがピークの頃、レーシングカート自体も参加人口やサーキットが増えた時期に、子供たちもカートができるように、日本独自のカテゴリとして「レオン」ブランドで販売が開始され、同時にレースも開催されるようになった。

 「レオン(REON)」の名称は、1970年代、軽自動車用エンジンを搭載した国産フォーミュラーカテゴリのFJ500のコンストラクターのレオンの関係者が、キッズカート開発に携わったことに由来しているらしい。キッズカートの開発は、彼らと大阪府堺市にあったギアなどの製作会社、橋本製作所との共同で進められ、当初は、バスタブ型のシートの組立キットとして販売が開始され、30ccで小型のK30と40ccのK40の2種類のマシンがあり、写真のように、カウリング類もなく、まだ、ホビーマシンの要素の強いものであった。

 エンジンは、1980年代頃の芝刈り機に使われていた、スバルの系列会社の富士ロビン社製のEC-03型とEC-04型に専用のキャブレターとマフラーを装着したものが採用された。その名残で、現在でも「ロビン・エンジン」と称されることもある。このEC系エンジンはポケバイにも採用されたものであり、現在では、すでに芝刈り機用エンジンとしては生産が終わり、キッズカートとポケバイ専用エンジンとして、スバルブランドで継続生産されている。そのような経緯から、エンジンのパーツも基本的には大きく変わらないものの、シリンダーやコンロッド、マフラー、外部カバー、エアクリーナーなどに、年代により細部の仕様が異なった様々なものが存在していた。2000年前後の頃に、エンジンのチューニングが激化したため、このことが問題となった時期もあったが、現在では、エンジン・デリバリー制の導入や、厳格なエンジン・レギュレーションにより、エンジンのイコール・コンディションが徹底されている。この他にも、1990年代後半から2000年代初めの頃には、50ccでチャンバーを搭載したカテゴリもあったが、現在では、40ccのEC-04EA型で統一され、富士ロビン社が系列会社統合の際消滅したため、富士重工系列会社に製造・販売が移管され製造が続いている。

 フレームは、当初、K30とK40の2種類があり、レースでもクラスが分かれていたり、K30のフレームにEC-04エンジンを搭載したりするケースもあったが、2000年代中頃にはK30は姿を消し、現在ではレオン・フレームはすべてK40となっている。
 また、レースがさかんになり始めると、開発当初、想定されていた以上にポテンシャルのあることがわかり、各種のレース用オプション・パーツがレオンからリリースされ、普及していった。主なものは、バケットシート、ロールバー、フロント・ロング・ナックル、ロング・リアシャフト、強化ブレーキ、フロントカウル、フロントバンパー、リア車高調整キット、キャンパーを変えられる偏芯ナックル、エンジンマウントなどがあり、リアバンパーはロールバーの着かないものやロールバーと一体型のものなど数種類のものが存在している。
 2000年代中頃、橋本製作所が無くなり、一時、新車の供給が中断したため、日本キッズカート協会により、「アミゴン」が開発され販売を開始、レオンの後継モデルとして、関西を中心に普及していった。ただ、通常のレーシングカートのように、経年使用によるヤレからくる性能低下はキッズカートの場合あまり影響が少なく、レオンのパーツ供給は、関西、関東で在庫を持っているところがいくつかあり、供給が続いたため、現在でも、レオンK40は現役でレースを走っている。また、2012年、メーカーとしての橋本製作所を引き継ぐかたちでCRGジャパンから、フロントメンバーとブレーキ、リアバンパー一体型のロールバーと大人カートのギアとチェーンを採用したレオンK40の新型がリニューアル販売が再開されている。  その他には、2000年代中頃、CRGジャパンが開発した「Puffo」というモデルがあり、ここまでがキッズカートとしての分類に入る。その他、海外では、コマー・クラスの下のカテゴリ用のモデルが昔からいくつかのカートメーカーから販売されており、それを輸入してEC-04エンジンを搭載したものもごく少数存在している。

 ライセンスとレースは、最初は関東のレオンがライセンス発行と自社で運営するキッズカート専用サーキットでのレースが行われていたが、関東圏のいくつかのカートショップやサーキットが独自のシリーズを開催するようになっていって現在も続いている。
 関西では、関東より数年遅れて、橋本製作所を母体とした「キッズ・カーティングワールド」がライセンスを発行し、堺カートランドと琵琶湖スポーツランドでSLレースと併催でシリーズ戦が始まり、1990年代の終わり頃から、「キッズ・カーティングワールド」主催による関西の主要サーキットを転戦する「近畿カップ」が2000年初頭まで開催され、関西でのキッズカートのピークを迎えた。その後、橋本製作所の倒産により、関西では、日本キッズカート協会により、ライセンスが発行され現在も続いている。その一方で、2000年代中頃、全国組織としてキッズレーシングアカデミーが設立され、キッズカートに力をいれている全国のサーキットで統一したスクールとライセンス、転戦レースの運営が始まり、現在では、SLレース併催のサーキットごとのシリーズ戦とジュニアカートと合同の転戦レースが開催されている。


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