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  ケイズガレージ・レーシングカートショップ  技術解説-3-4.タイヤの空気圧について

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4.タイヤの空気圧について

 キッズカートのタイヤの空気圧は標準は、冷間で前後とも1.2kg/cm2ですが、これはあくまでも目安で、状況によって調整が必要です。
 レーシングスリックタイヤの基本特性として、空気圧が高いと、温まりが早く、最大のグリップを発揮するまで短い時間で済みますが、タレるのも早まります。逆に低いと、温まりが遅いかわりに最大のグリップを発揮する時間が長くなります。もちろん、その時の路面の温度で変化します。ただし、これは大人カートを含めた1レースでタイヤを使い切る場合の一般論ですので、キッズカートのタイヤはコンバウンド硬くロングライフのため、多少事情がことなります。総じて、空気圧は高めがよいでしょう。
 また本来は、走行直後のタイヤが温まった状態での空気圧(温間と言います)を測定し、走行前の温まっていない状態の空気圧(冷間と言います)との差を測るようにして、温感時の数値で判断するようにして、それまでにデータを取っておいて、路面温度によって温間と冷間との差をわかるようにしておき、温間でのベストの状態での空気圧を出すために、冷間の空気圧を設定します。ドライタイヤの場合、路面温度によって、冷間0.8から1.5キロくらいの設定幅があり得ます。

 また、キッズカートの裏ワザですが、路面のグリップが高くてパワーが食われてしまう場合、空気圧を2.0キロ以上にすることで、タイヤの中央部が盛り上がることを利用して、タイヤの接地面積を減らして走行抵抗を減らし、多少タイヤの直径が膨らむことで、トップスピードを上げる、というのもありです。ただし、ドライバーさんのスライドコントロール技術はハイレベルなものが要求されます。
 レインタイヤは、キッズカートでも、大人カートと同じものを使用しますのでので、路面温度によって冷間0.8から1.5キロくらいの設定がセオリーですが、キッズカートは車重が軽いので、荷重がかかりやすくするために空気圧を2.0キロ以上にして、接地面積を減らして、接地面積あたりの荷重を上げることでグリップが向上する場合もあります。

 どのような方法をとるにしても、ドライバーさんが運転しやすく、タイムが出るところを探して、データとして残してゆくことが大切です。

 


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